設置スペースはあるのか?
これはいちばん重要な問題ですが、まず最初に太陽光パネルの設置スペースはあるのか?
という問題です。
一戸建ての住宅であれば屋根の上が一般的な設置スペースになりますが、DIYで設置するにはちょっと難しいかもしれません。
屋根上に設置するのは、知識がある方や施工経験者に限られてしまうかもしれません。
マンションなどの集合住宅ですと、ベランダ部分になると思います。
庭が広い家や、畑などがあるところでは比較的設置しやすいのではないでしょうか?
東西南北どっち向きか?
当然、設置スペースの日当たりも重要になります。
せっかく設置スペースはあっても、木の陰になってしまっていたり、隣接して高い建物があったり、北向きだったりでは太陽光発電には不向きになります。
日中使いたい電力量は?
日中に電気をあまり使わない人には太陽光発電はおすすめではありません。
蓄電して夜に使うという手もありますが、今のところはバッテリーの価格が高いため、
電力会社から電気を購入するほうが安い場合が多いです。
もちろん蓄電することで停電時にも電気を使うことができるというメリットもありますが、
停電時だけのことを考えるのであればポータブル電源でも良いのかな?と思ったりもします。
夜間に使いたい電力量は?
日中家にいない方は、電力消費の多いのが夜になってしまうと思います。
夜間の電力消費のほうが多い場合には太陽光発電した電力を蓄電するよりも、電気代の深夜電力の契約をして、深夜電力で蓄電し、その電力を使用するほうがお得になる場合もあると思います。
このあたりの計算は非常に重要です。
機器の容量
上記の内容から割り出した電力量を発電するためのパネル枚数。
それを使用できるだけのインバーターやチャージコントローラー
(ハイブリッドインバーター)
バッテリー容量を計算。
動画がこちらにありますので参考にしてみてください。
▶https://youtu.be/iImG2t3KKlQ
計算値と実際のズレ
太陽光パネルだけをみても、スペック通りの値の発電はほぼありません。
日光の角度やパネルへの日射の角度など、様々な条件によって発電量が変わってしまいます。
もちろん晴れの日ばかりではありません。
晴れている日でも、パネルのスペック(発電容量)の半分から3分の2程度の発電量だと思っていてください。
更にチャージコントローラーやインバーターなどの消費電力や変換ロスなども考慮する必要があります。
最初から大規模な容量で発電しようとすると、思った通りに発電できなかったときに、
電気代では元が取れないということにもなりますので、まずは小さな発電から始めてみて、
スペックと実際の発電量のズレがどのくらいあるのかを実験してみることをお勧めします。