DIY太陽光発電
DIYで太陽光発電を始めて何年になるのだろうか?
ちょっと遡ってみたら、もうすぐ9年になる。
これが「わがや電力」導入半年後の記事。
▶https://ritoulife.com/private-power-generation/
ちょっとした思いつきによって始めた「わがや電力」
こんなにのめり込んで電気を作るつもりはなかったのだけれど、
少しずつ少しずつバージョンアップして、電力供給量はだいぶ増え、かなり安定して使えるようになってきた。
太陽光発電導入で一番コストが掛かるのはバッテリー。
わがや電力導入時は鉛バッテリーを使っていたけれど、劣化も早く電気を取り出せる量も少ないのが弱点だった。
電力供給を増やす段階で、やはりバッテリーはリン酸鉄リチウムイオンバッテリーにアップグレード。
ハイブリッドインバーター
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーを導入したことで、電力使用も増え、バッテリー低電圧時の対策に自動切り替え機も導入。
しかし、もっと便利な機器は無いか?と探し始め。
たどりついたのがハイブリッドインバーターなるもの。
ハイブリッドインバーターというのは、
●ソーラーパネルで発電した電力をバッテリーに送るソーラーチャージコントローラー
●直流の電気を交流に変換するインバーター
●ソーラーパネルやバッテリーの電力が不足した際に商用電源に切り替える切替器
この3つが一体になったっものです。
導入当初は日本にはほとんど情報がなく、Alibabaのサイトで自分で探して購入。
1社目のものは初期不良だったのか、うまく動作せず・・・
ここで諦めそうになったけれど、それも悔しく、違う機種を探し当てて購入。
今では日本国内でも使う人が多くなったSRNE社のハイブリッドインバーター。
これが素晴らしく良かったために、ますます太陽光発電にのめり込むことに(笑)
リン酸鉄リチウムイオンバッテリー
ソーラーパネルは中古品も多数出回っていて、比較的安く入手することが出来ますが、DIYで太陽光発電、いわゆるオフグリッドを導入しようと思うと、要は蓄電池。
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは鉛バッテリーに比べれば軽いとはいえ、それなりの重量になります。
国内でもいろいろなモデルのものが販売されていますが、我が家で導入し始めたときは安心できるメーカーを見つけるのは大変でした。
そのため、自分で中国から輸入していたのですが、ここでネックになるのは送料でした。
最初はパッケージ品を空輸してもらっていましたが、なんとか安く出来ないものかと考え、セル購入して自分で組み立てたりもしていました。
しかし、思ったほどの費用軽減にはならないので、やはりパッケージ品が良いかなと・・・
DIYでの太陽光発電も徐々に規模が大きくなり、やはりバッテリー容量もアップが必要になってきました。
大きなバッテリーは空輸サイズを超えてしまうために海上輸送となります。
海上輸送した場合には通関も必要になってきますし、保税倉庫やその他の手数料もかかって来ます。
大口の取引(輸入)の場合には割安になりますが、小口の取引の場合には割高になります。
その時の記事はこちらになります。
▶https://ritoulife.com/marine-transport/
なかなか安く購入出来ないリン酸鉄リチウムイオンバッテリーですが、導入検討している方も多いのでは無いでしょうか?
LiTime
当時は、国内で販売されているリン酸鉄リチウムイオンバッテリーは無名のメーカーのものが多く、
信頼性にかけることがありましたが、このところ国内に拠点を置くメーカーも増えて来ました。
その中の1社がLiTimeです。
国内拠点もあり日本語対応スタッフもいるので、安心して購入できると思います。
最近ではLiTimeのバッテリーを使っている方もすごく増えてきているようです。
どんなメーカーかな?と思う方も、このパッケージを見るとわかるのではないでしょうか?
類似品も出回っていますので、購入時は正規店での購入をおすすめします。
LiTimeリン酸鉄リチウムイオンバッテリー購入はこちら
▶LiTime公式ストア
BMS
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーを使用する際に必須なのがBMS(バッテリーマネージメントシステム)です。
鉛のバッテリーにはついていない機器ですが、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーには必須の機器となります。
もちろんLiTimeのバッテリーにも内蔵されています。
パッケージの中に入ってしまっているのでどのようなものか見たことの無い方も多いと思いますが、
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーの多くは、セルという3.2Vのバッテリーパックを組み合わせて作っています。
12Vのバッテリーなら4セル、24Vのバッテリーなら8セルです。
今回使用したバッテリーは48Vタイプなので、中のセルは16セルということになります。
このセルの電圧や電流を管理するための機器がBMSです。
たくさんのセルを組み合わせて使用するため、電圧のばらつきや、充放電の値をコントロールする役目があります。
こちらがそのBMSです。
Bluetoothで接続し、スマホなどで設定や監視ができるものもあります。
こういったBMSにも流すことのできる電流に違いがあり、安価なバッテリーに使用されているBMSはその電流量が少ないことも多いので、購入時にはそういったことも事前に調べておく必要があります。
大きな容量のバッテリーを買っても、BMSの能力が低く、電子レンジなど消費電力の大きい家電品を使用する際に必要な電力を取り出せな場合もありますので十分に注意してくださいね。
LiTime社の12Vタイプの製品には、なんと200Aまで出力できるバッテリーも販売されていました(汗)
しかも安価に・・・
▶LiTime 12V 200Ah Plus サブバッテリー用リン酸鉄リチウムイオンバッテリー
こちらも気になる製品です。
テスト運用
DIY太陽光発電するにあたって、皆さんにおすすめしたいハイブリッドインバーターとリン酸鉄リチウムイオンバッテリー。
LITime社さんに試用貸出をお願いしたところ、快く貸出していただけました。
まだ試験運用中ですが、設置や設定、パネルの容量と接続方法などについて説明した動画をYouTubeにアップしています。
3本に分かれていますが、重複する箇所も多いので、概要欄の目次より必要箇所を抜粋してご覧いただければと思います。
導入検討している方や、接続方法がわからないか方、パネル容量や並列・直列の違いがわからない方の参考になれば良いなと思います。
長い動画なので時間があるときにご覧になってみてください。
ハイブリッドインバーターのスペック
今回試験運用中のLiTime社ハイブリッドインバーターのスペックはこちらです。
ソーラーパネルの接続上限は145V-4400W。
AC出力は3000W なので、DIYで太陽光発電を導入検討中の方には十分なスペックではないかと思います。
合わせて使用するリン酸鉄リチウムイオンバッテリーの容量については、日照中にどのくらいの電力消費するかによっても変わって来ます。
パネルの容量・消費電力等を計算し、バランスよく容量を検討してあげてください。
今回の記事では接続方法や設定方法などの説明はしませんが、上記のYouTube動画中で説明していますので参考にしてください。
質問があればコメントいただければできる範囲でお答えしていきますので、お気軽にコメント下さいね。
12V-100A▶https://amzn.to/41HG364
ハイブリッドインバーター▶https://amzn.to/4iIfUuN

