百島のイノシシ
十数年前から百島に生息するイノシシ。
それ以前はこの周辺の島にはイノシシはいませんでした。
当時島の人たちはなぜイノシシが島にいるのか不思議だったようです。
一節には、イノブタを養豚?していた業者が廃業し、逃げたイノブタが繁殖をしだして数が増えて各地に散らばったと言われています。
これは定かではありませんが、たしかに以前は体色も豚に近くクリーム色に近い色合いで牙もありませんでした。
3代で先祖還りするとも言われていて、たしかに最近は長い牙を持ち、体色も黒ぽくなり鬣も有ります。
イノブタ説は正しかったのかもしれません。
百島は橋が架かっていないのになぜ?
百島は橋の架かっていない離島。
イノシシはどのようにやってきたのか?
当初イノシシが泳ぐことはあまり知られていなかったの、みな不思議がっていました。
瀬戸内海各地で泳ぐイノシシが目撃されるようになり、イノシシが来島したことに納得です。
イノシシの数が減少?
一時激増したイノシシですが、今年に入り減少しているような感じがします。
以前から正確な生息数は把握されていませんが、目視での生息数は減っている感じがします。
12年ほど前から増えだし、その後は増加の一途をたどり、ここ数年は日中でも多く見かけ、人が住む家にも侵入するほどになっていました。
しかしここ数ヶ月の人家や畑の被害も減り、目撃される数も極端に減っています。
単に目撃されていないだけかもしれませんが、生態系の変化も有ります。
爬虫類の数が増えているような感じもあることから捕食されている数が少ないのかなとも推測されます。
イノシシの好物の葛
イノシシは葛を好んで食べますが、以前は島中に繁殖し厄介だった葛が昨年あたりから激減しているのです。
気候変動によるものなのか?イノシシが食べ尽くしてしまったのかは定かではありませんが、好物の葛が減ったことで、餌に出来るものが少なくなり島を出ていく個体が多くなったのかもしれません。
また、皮膚に疾患を抱える個体も多く確認さてれいることから、病気によって数が現象しているのかもしれません。
いずれにしてもイノシシ被害が減っているのは事実なので、良かったなと思います。
今後また増えていかないと良いのですが・・・