仕事
日々様々な仕事をしていますが、これからの時期に増えてくるのがエアコンの工事です。
毎年、夏は暑いものと決まっているので暑くなる前に取り付けや交換をすれば良いと思うのですが、
みなさんやはり暑くなってから付け替える方が多いですね。
暑くなると工事までに日数がかかってしまうことが多いので、春や秋に工事してもらうのがお勧めなんですけどね。
エアコン洗浄
エアコン工事の中でも、古いエアコンの撤去だけの依頼や、新規取り付け、買い替えでの交換工事などがありますが、最近依頼が増えてきている作業では洗浄作業があります。
意外と日々のクリーニングをしていない方も多く、ホコリやカビの堆積がひどいエアコンもあります。
汚れるほど冷暖房能力が落ちますので、消費電力も多くなり電気代がかさんでしまうことも多々あります。
少なくとも月に1回はフィルター清掃をしたほうが良いと思います。
また2年に1回はファンやコイルの部分の清掃もすることをおすすめします。
お掃除機能付きエアコン
最近ではお掃除機能付きエアコンを選ぶ人も多くなっている印象がありますが、
お掃除機能付きエアコンの勘違いで、お掃除機能付きなので清掃不要と思っている方がほとんどですが、
お掃除機能付きエアコンの多くは、フィルターの掃除が自動になっているだけです。
取り除いたホコリを自動で外に排出してくれる機種もありますが、それは極稀で、
殆どの機種はフィルターから取り除かれたホコリは手で清掃しなくてはなりませんし、
ファンの部分までは清掃は行われません。
かえって手間が増えるだけなので、僕はお掃除機能付きのエアコンはおすすめしていません。
また、業者さんにエアコンの洗浄を依頼する際に断られてしまうケースも多々ありますし、請けていただける場合にも費用は高額になってしまいます。
掃除機能部分の破損リスクもありますので、できれば掃除機能付きのエアコンは避けたいところです。
これは先日洗浄作業を行ったエアコンの写真です。
お掃除機能付きのエアコンでしたがこのような状態でした。
このように、モーターや配線が多く、これを取り外したり養生したりという作業が増えるために費用が高額になります。
古いエアコンの場合にはプラスチックパーツの劣化で取付の爪がかけてしまったりすることがあり、清掃作業で破損させてしまう可能性も高まります。
こちらは半分ほど掃除機で吸い取っったコイル部分の写真です。
掃除機で吸っても内部にはまだ汚れが残っているのがわかると思います。
こちらがフィルター。
これは自動で掃除されるフィルターですが、自動で清掃されていても右側の写真のように汚れが残ります。
左側は水洗いしたフィルターです。
どうせ外して洗うならお掃除機能はついていないほうが外しやすく清掃が楽です。
こちらが洗浄後の写真です。
コイル内部までしっかりとクリーニング。
写真ではわかりにくいのでファン部分の写真はありませんが、ファンの部分はもっと汚れています。
きれいになったあとの写真です。
エアコン選び
エアコン購入の際に機種を選ぶ基準は、多くの場合は部屋の広さに応じて選ぶと思いますが、
次に選ぶ基準は何でしょうか?
消費電力を気にされる方もいるでしょうし、お掃除機能や他の付随機能を優先させる方もいると思います。
消費電力を気にされる場合には年間の稼働時間も計算に入れないとトータルコストは高くなってしまうので、よく計算してから検討してくださいね。
稼働時間が短い場合には省エネタイプでない方が得になることも多いです。
他の機能に関しては、よほどその機能に特化したエアコンでなければ、それぞれ別の機器を利用するほうが効果的です。
例えば空気清浄機能などです。
空気清浄機能付きエアコンを購入するのであれば、廉価版のエアコンと、空気清浄機を別々に買えるくらいの金額になりますし、エアコンに付いている空気清浄機能に比べたら本家空気清浄機のほうが機能が格段上になります。
もちろん置くスペースなどの問題もあるでしょうからメリット・デメリットはありますが・・・
エアコンはスマホやPCのような毎年の機能性アップはあまりないので、昨年モデルの売れ残りを安く購入するのもありだと思います。
家電量販店で工事費込みのものを選ぶよりも、ネット通販などで購入して、取り付けだけ業者さんに頼んだほうが安い場合もありますので、ネット通販の価格もチェックしてみてくださいね。
エアコン洗浄の注意
最後に、
ご自身でエアコン洗浄される際の注意です。
エアコンの簡易洗浄スプレーで洗浄される方もいると思いますが、このようなスプレー式の洗浄剤を利用する際は、年に数回使用することをおすすめします。
汚れが蓄積してしまったエアコンをこのようなスプレーで洗浄しようとすると、水量不足で排水パイプが詰まり、水もれを起こす原因になりますから、ご自身で行う場合には十分に注意してくださいね。

