電気代の値上げ
今月から多くの電力会社で電気代の見直しが行われ、電気料金が上がるようですね。
皆さんは何か節電対策はしていますか?
節電対策
電気代が高くなってきたことで、節電対策を始めた方も多いと思います。
無駄な電気を使わないようにすることであったり、太陽光発電などを導入し、少しでも電力の自給をしようと思っている方も多いのではないでしょうか?
しかし、一言で節電といっても、電気料金のプランや使用料によって1Kwhあたりの価格が違う事はご存知でしょうか?
同じ1Kwhあたりの節電でも金額ベースに直すと料金の差が大きくなります。
こちらは、中国電力のスマートプランの価格表ですが、
この表を見ていただくとわかるように、1ヵ月に120Kwh以下で使っている人が10Kwhの節電をすることと、
300Kwh以上使う人が10Kwh節電するのでは、金額が大きく変わることがわかると思います。
これは太陽光発電等で発電した電力を使用する場合にも言えることになります。
費用対効果を考える際にも、各家庭の契約電力プランや使用料によって削減できる電気代が変わってきます。
太陽光発電などの設備導入時にかかる費用を削減できた電気料金で費用対効果を計算する際には、
各家庭のプランや使用料によって同じ導入コストでも損益分岐点が変わってきます。
現在は蓄電池を勧めてくる会社も多いようですが、損益分岐を考える上で上記のように正確な計算が必要になります。
次の画像は中国電力のナイトプランの料金表になります。
この表では日中の電気料金が高いプランです。
このプランで契約されている方が太陽光発電を導入し、日中の電力会社からの電力消費を抑えると費用対効果は高くなります。
こういったプランで契約されている方には、太陽光発電はオススメとなります。
日ごろの電気料金が安い方よりも、電気の使用量が多い方が節電をしたり、太陽光発電を導入したりする方がお得度は高くなります。
節電の時によく対象になるのがエアコンや暖房機器だと思いますが、
つけたままにするのはもちろん良くありませんが、意外とあなどりがちなのが冷蔵庫です。
冷蔵庫はほとんどの家庭で節電のために電気を切ったりはしない機器になります。
ほぼ24時間365日電源が入ったままになっているのではないでしょうか?
実は冷蔵庫もエアコン同様に内部と外部の熱交換器です。
エアコンは室外機と室内機に分かれているのでわかりやすいですが、冷蔵庫は一体型なのでわかりにくいと思いますが、内部を冷やす代わりに外部に熱を放出しています。
この熱を放出する部分は機種により異なりますが、背面であったり天面であったり左右面であったりします。
この放熱面のスペースが狭かったり、天面から放熱するタイプ天面に物が載せてあったりすると、放熱効果が悪く、電気を多く消費します。
一度取扱説明書をご覧になり、ご自宅の冷蔵庫がどこから放熱しているのか確認して放熱効果を改善してみてください。
年間の電気代がかなり変わると思います。
我が家の電気料金
我が家では、6年ほど前から太陽光発電を導入し、少しずつバージョンアップしてきました。
少しずつ費用をかけてアップグレードしているので、まだまだ損益分岐点には程遠いですが、先月の電気料金はこのようになっています。
我が家の太陽光発電システムについてはこちらの動画を御覧ください。
2024年11月現在の状況です。
ガス代金
光熱費で電気代の次に高いのは灯油やガス代ではないでしょうか?
我が家では、石油ファンヒーターなどの灯油を使用する機器は使用していません。
ここ数年特に石油が高いからです。
エアコンの暖房運転で使う電気料金の方が安く済むこともあります。
ここは離島なのでプロパンガスになりますが、プロパンガスの使用は給湯器だけです。
キッチンで使う調理器具はIHとカセットガスコンロを併用しています。
太陽光発電でたくさん充電できている時は、IHを使用し、曇りや雨の日など、発電量が少ない時はカセットガスコンロを優先に使用しています。
プロパンガスは月の使用が0の場合、基本料金は1000円ですが、
少しでも使うと使用料と基本料金の2000円がかかってしまいます。
2年前に太陽熱温水器を設置したことで1年のうちの半分ほどはガスの使用量がゼロです。
使用料がゼロですと、基本料が安いので、キッチンではプロパンガスは使用しないようにしています。
太陽熱温水器はオススメ
常日頃から太陽光発電を進めていますが、太陽光発電を検討されている方の中には、太陽光発電した電力で温水器を使おうと言う方がいらっしゃいますが、これはオススメではありません。
これは変換ロスが多いからです。
もしお湯を沸かすのであれば、太陽熱温水器がお勧めです
太陽熱温水器は変換効率が非常に良く、導入コストも安いことから、太陽光発電で、電気代を下げるよりも簡単に費用回収ができます。
昔のものは屋根上に設置するタイプがほとんどでしたが、最近では直圧式のタイプも増え、地上においても水道管の圧力だけでお湯を送ることができるようになっています。
真空管タイプのものもあり、熱の回収も効率が非常に良くなっていて、冬場でもお風呂の給湯には十分な温度になります。
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地上に置けるヒートパイプ式
地上に置ける水道直圧式の太陽熱温水器は少し価格が高いですが、屋根上に設置しなくても良いので設置費用は安くなりますし、メンテも楽です。
太陽光発電よりもお得度は高くなりますので、設置スペースがある方は検討してみてください!