わがや電力導入から4年
2016年に「わがや電力」を導入してもうじき4年になる。
毎年少しずつアップグレードしながら、今ではかなりの発電量になってきた。
中古のソーラーパネルもたくさん入手し、まだ設置していないパネルも数枚残っている。
課題はやはり蓄電・・・
うちでは電気を使うのは主に夜間。
日中家にいることも有るが、大抵は仕事に出ていて日中の在宅は少なめ。
現在は百島では中古の弱った鉛バッテリーを3個使い蓄電しているが、新品バッテリーがほしいところ(汗)
様々な試験使用を繰り返しながら、今の状況になっているけれど、先日お邪魔した家でこの話をしたところ、非常に興味をもっていただき、その方の家にも設置してほしいとの依頼をいただきました。
太陽光発電システム導入
太陽光発電システムも、きちんとしたものを導入するには数百万円必要になりますが、今回の設置は「マジ電力」
新古の300wパネルが3枚あるという業者さんからそのうちの2枚を買取、600wのシステムとして導入しました。
停電時の電源確保
今回設置に至った理由は停電時の電源確保。
このところ災害などで停電になる地域も多く見受けられます。
離島で必要最小限の生活を確保するには、火力・電力・水・食料が必須ですが、
火力の燃料であるガスはプロパンガスなので、災害時にも数日から数週間の火力確保は出来ているように思います。
島に送水される水は尾道や福山から海底を通って来ていますが、貯水槽が2段階に設置されていますので、こちらもお風呂や洗濯に使用しなけれが島民が数日間は生活出来るだけありますし、井戸のある家も多いので心配はなさそうです。
離島のため食料も多くストックしている家が多く、冷蔵庫も2台ある家が多いです。
後は電力ですね。
せっかく食材を沢山ストックしていても、電源が喪失すれば冷蔵庫の中のものはダメになってしまいます。
特に夏場は1日と保たないですね・・・
このあたりを危惧しての太陽光発電導入になったようです。
一般的な蓄電池システム
一般的には、売電契約をして太陽光発電システムを導入する家庭が殆どで、
発電したものを自家消費しながら余った分は電力会社に売り、夜間は電力会社の電力を使うというパターンです。
システムを導入して年月が経過し高単価での売電価格が下がってしまい、せっかく発電しているのに使い切らない状態では発電した分が無駄になってしまうので、最近ではリチウムイオンなどの蓄電池システムを新たに設置する家も増えてきています。
様々な助成金も出ているようですが、導入費用は決して安くないので、
電気代を安くするためおいうよりは、やはり停電時のバックアップのためといった感じです。
蓄電池の費用を電気代で相殺するにはかなりうまく使わないとなかなかもとは取れないと思います。
マジ電力
そんなわけで、今回使用するのは大掛かりなシステムではなく、わがや電力の延長である「マジ電力」。
使った機材はこんな感じです。
Qセルズの310Wモジュール ✕2枚
開放電圧は40.37V-9.8A
チャージコントローラー
TRIRON 3210N
インバーター
IpowerBingo インバーター 正弦波 24V 2000W
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バッテリー
ジークル31M-spec
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その他にケーブルや金具などを使用していますが、20万円ほどで収まっています。
このくらいの発電なら、発電機を使用するという手もありますが、
日々発電される電力を使用し、電力会社からの電力消費を抑えることでバッテリーの減価償却くらいの費用は賄えるのではないかなと思います。
それで停電時のバックアップができればOKかな?